不妊カウンセリング3年半の記録と変化

不妊のあれこれ

不妊カウンセラーの藤岡麻美です🐰

先日、かれこれ3年以上カウンセリングを受けてくださっているクライエントさんから妊娠報告を受けました!
そのクライエントさんははじめてこのホームページからご予約を入れてくださった方なので、私にとってとても大切な存在になっています。

一番最初のカウンセリングでは、流産を経験された後で、これから不妊治療をはじめるというタイミングでした。
そこから3年以上、不妊治療と向き合っての今回の報告は本当に感慨深かったです。

カウンセリングを予約されるタイミングは、きっと気持ちが落ち込んだときが多かったのかもしれないけど、長期的にみると明らかに3年前からの変化を感じました!

今回は3年半、不妊カウンセラーとして伴走させてもらった気づきを書いていきます。

カウンセリング3年半の記録

私がカルテとして記録していた内容を少し整理してみたいと思います。

日付話した内容
2023.3
1回目
友人にはなかなか話せない
流産後の気持ちの保ち方がむずかしい
不妊治療をはじめようと思う
2023.7
2回目
不妊治療をはじめた
卵胞が育たない
上階の子どもの騒音がストレス
2024.5
3回目
人工授精しているが妊娠しない
ストレスが原因だと思う
子どもが本当にほしいのか…
こうあるべきという呪縛がある
2024.11
4回目
子どもがほしいのかわからない
自然妊娠から2回目の流産をした
妊娠してもリスクのある身体だと思うと不妊治療をするのが怖い
2025.7
5回目
体外受精をはじめる予定
40歳を区切りにしている
夫婦二人でも楽しく生きていけそう
いまの自分が幸せ
2025.8
6回目
(継続①)
落ち込んでも回復するスパンを短くしたい
せっかくなら楽しむ
妊活は自分の在り方を考えるきっかけになった
2025.9
7回目
(継続②)
不妊治療は人生のチャレンジ
不妊治療をするもしないも、幸せになるための行動
流産の経験は憐れむだけの経験ではない
2025.10
8回目
(継続③)
はじめての体外受精
自己注射も採卵も楽しめた
ネガティブな感情にのまれて楽しめないのは悔しい
2026.1
9回目
はじめての凍結移植が陰性で落ち込んだ
転院も考えている
仕事のストレスが大きい
子どもが本当にほしいのかわからない
2026.9
10回目
2回目の移植で妊娠
退職し、身体を第一にしている
不育症の治療で毎日注射することも日常になっている

こうしてみると、この方の妊活に伴走できたことがほんとうにうれしいです😭

カウンセリング3年半での変化

10回目のカウンセリングでとても驚いたことがあります。


2024年11月でのカウンセリングでは

不育症かもしれないので、妊娠しても流産をしないように毎日注射するらしい。それがいやだ

と話されていました。
しかし、現在そのことについて伺うと

毎日2回注射していますが、日常です!当時の自分に『何言ってるの!?全然大丈夫!』と伝えたいです

と話されました。

長く不妊治療を経験する中で、いろんな葛藤や悲しさ、つらさを自分の中で折り合いをつけてきたからこその強さだなと感じました。

私はカウンセリング5回目から、とくに変化したと感じていました。
もちろん、つらいことや話したいことがあるからカウンセリングを受けられているのだと思うけど、メンテナンスの意味もあるのかな?と感じました。

ご自身の中で折り合いをつけられるようになってきたから、ひとりではどうしようもないからカウンセリングを受けるというより、自分の気持ちの確認という感じ。

特に2025.8~2025.10の継続コース期間中は、1ヶ月おきにカウンセリングを受けていただいたので、完全にメンテナンスの位置づけでした。

その3ヶ月は不妊治療に対する捉え方も「人生のチャレンジ」だと話されていて、理不尽だと感じていた当初からかなり変わっていました。

月日が経つにつれ、「こうあるべき」という考え方のくせも和らいできたと感じています。

妊活当初は「家族には子どもはいるべき」だったところが「子どもがいなくても夫婦で楽しめている今が幸せ」とおっしゃっていました。

カウンセラーとして妊活に伴走して

不妊治療を始めたときは子どもを授かることに近づく行動だと思っているのに、何度もうまくいいかない現実を突きつけられると何のために不妊治療しているのかわからなくなってくるんですよね…

私も経験しています笑。
これは仕方のないことだと思います。

だけど、たまに立ち止まってしっかりと自分の気持ちと向き合う時間をとることで

なんのため?
だれのため?
どうしたい?

を再確認できます。

昨日の自分
1週間前の自分
1年前の自分
2年前の自分
3年前の自分

どの自分も自分だけど、価値観や考え方は変わります。

子どもがほしい気持ちに変わりはなくても「絶対ほしい!」なのか「不妊治療してまではほしくない」なのかでも全然ちがいます。

私自身、なんとなくはじめた不妊治療だったので深く子どもがほしい気持ちと向き合うことはありませんでした。

だけど、不妊治療を5年以上して治療をやめると決めたときには、「子どもはほしいけど治療はしたくない」という自分の気持ちを見つけることができました。

私の中で子どもはマストではなかった。
だから不妊治療をすることに大きなストレスを感じていたのです。

そして性格上、がんばるときめたら最後までやり切らないと気が済まない。
だから子どもがほしいという気持ちからではなく、子どもを授かるという結果を達成することにがんばっていたように思います。

一見、「子どもを授かるため」なので自分でも「子どもがどうしてもほしいと思っている」と思い込んでいたのです。

こういうことも不妊治療を長く経験して自分と向き合い続けたから見えてきたことです。

だけど、ひとりで向き合い続けることは本当にしんどい…
だからこそ、カウンセリングで気持ちをメンテナンスしながら不妊治療をすすめることに意味があると私は思っています。

今回3年半、伴走させてもらって、より強く思いました!

「誰にも話せずに一人で抱えている人もいるんですよね」

とクライエントさんは話されました。

多くの方は孤独の中で不妊治療をがんばっていると思います。
そんなひとりで抱えている方は、ぜひご連絡ください☺

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