不妊ピア・カウンセラーのasamiです🦒
不妊治療をされている方の中には、通院していることを隠したいと思っている方もいらっしゃるかと思います。
私もそのひとりでした✋
そんなコソコソ通院していた私が、いま、こうして、「自分」を隠さずに不妊について発信しているのはなぜか、書いてみます。
コソコソ期
クリニックに通い始めた当初、こんなに長引くなんて思いもしていませんでした。
長くても1年かな、なんて。
夢を抱いて病院に通っていました。
でも、治療期間が長くなるにつれ、夢はなくなり、鉛がついているかのように足どりは重くなっていきました。
病院に行くまでにも、いろんな葛藤があります。
「仕事、抜け出して大丈夫だろうか」
「ちょくちょく休んでいること、不審に思われていないだろうか」
仕事しながら治療をするって、もはや私だけの問題になっていない。
それでも職場の人には通院していることを言えず、いつもコソコソ通院していました。
カミングアウト期
そんなコソコソしていた私。
ある日、仕事で一緒になった異性の先輩に、はじめて不妊治療していることを打ち明けました。
その先輩とは普段関わりがあったわけでもないのに。
「私、不妊治療しているんです」
突然のカミングアウトにも動じない先輩。
その先輩は不妊治療をしてお子さんを授かっていました。
不妊経験者にしかわからない嗅覚のようなものだったのかな。
この人には話しても大丈夫、そんな嗅覚が私に備わっていました。
その先輩へ打ち明けられたことをきっかけに、少しずつ、関わりのある人(最低限)に事情を話せるようになりました。
・不妊治療をしていること
・通院で時々休みをとること
・治療をしても授かるかはわからないこと
・いままで通り仕事をしたいこと
・必要であれば他のメンバーへ私の事情を伝えても構わないこと
私の中で、「不妊である自分」を受け入れはじめた時期のように感じます。
発信期
カミングアウト期を経たからといって、
「不妊治療行ってきます!」
とはなりません。
もちろんコソコソ通院はしました。
でも、後ろめたさは少なくなりました。
悪いことをしているわけではない。
その時、芽生え始めた気持ちが、今の私に確実につながっています。
私は、Line以外のSNSをすべて絶っていました。
不妊治療中の苦しみをはき出す場所も
同じ苦しみを味わう仲間も
見つけることができませんでした。
だから、そんなひとに届いてほしい。
話せる場所がここにあること。
仲間がここにいること。
頼りないかもしれないけど、そんな気持ちで発信しています😊
悪いことをしているわけではないのだから。
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