妊娠報告は聞きたくないけど聞きたい

不妊のあれこれ

不妊ピア・カウンセラーのasamiです🐰
私は不妊治療を5年半続け、35歳で不妊治療に一区切りをつけました。
いまは夫婦ふたりと犬一匹で暮らしています🐕

不妊治療中は友達や同僚にとどまらず芸能人からの妊娠報告にさえも怯えていました。
不妊治療をやめて1年以上経った今は気持ち的にはとても穏やかに過ごしているのですが、それでも心がざわつくこともたくさんあります。

みなさんもあるのではないでしょうか。

聞きたいけど聞きたくない。
聞きたくないけど聞きたい。

妊娠報告。

今回は私が経験した「妊娠報告されなかったエピソード」を、不妊治療中不妊治療をやめた後の2本立てでお話します。

不妊治療やめてもつづく切ない気遣いエピソードをどうぞ😂

エピソード1 不妊治療中

同僚A(男性)は私が新卒として入庁したころから仲良くさせてもらっていて、とても気の合う友人です🧑
私が先に結婚をして、数年後に同僚Aも結婚しました。
同僚Aはこじらせ男子だったので、彼が結婚すると聞いた時はとても嬉しかったです。
私は同僚Aの結婚式でのスピーチを考えたり、結婚パーティーを企画してサプライズTシャツを作ったり、彼の門出を盛大に祝う準備をしていました🎉

同僚Aの結婚式はとても思い出に残っています。
なぜなら、私は悲しい気持ちで円卓に座っていたから。

私は同僚Aの結婚式の数日前、流産をしたのです。

「結婚式ではお酒が飲めないな♡」
「結婚式が終わったら同僚Aに報告しよう♡」

そんな気持ちで彼の結婚式の準備をしていたから、空っぽのお腹で結婚式にいる自分が余計に辛かった。

一番祝いたかった彼の晴れ舞台で、私は上の空。
笑顔あふれる会場で、気を抜いたら悲しみの涙があふれてきそう。
二次会で合流した夫の顔を見た瞬間、安心感なのかわからないけれどホッとしたのをよく覚えています。
この会場で悲しいのは私と夫のふたり。ひとりじゃない、と。

同僚Aには私が流産したことは伝えずこれまで通り話したりしていました。
たわいもない日常会話や新婚生活の話を。
同僚Aと先輩Bと私でランチをしていた時

先輩B「子どもの名前もう考えた?」
同僚A「ある程度考えたよ」
私「へー」

そこで初めて同僚Aが父になることを知りました。

私は同僚Aにも先輩Bにも不妊治療をしていることは言っていなかったけど、結婚して何年も子どもがいないと察しますよね、不妊だと。
仲がいいからこその気遣いだったとわかっています。

もちろん出産報告もしてもらえませんでした😌
だから私はいまだに同僚Aへ出産祝いを渡せていません。

エピソード2 不妊治療をやめた後

先輩B(女性)は同僚Aと同じくらい仲のいい職場の先輩です。
年齢は私より20歳上なのですが、とても気が合い、プライベートでもよく会うほどです。
先輩Bの子ども3人はみんな成人しており、お互い時間を自由に使えるという共通点は大きかったかもしれません。

私が退職してからも先輩Bとは定期的に会っていました。
彼女に退職報告をするときに、私が不妊治療をしていたこと、不妊ピア・カウンセラーとして活動していくことを初めて打ち明けると涙を流しながら応援してくれたのです。

funinno相談室でレモネースタンドへ参加した時も、先輩Bは駆けつけてくれました。

レモネードスタンドの様子


レモネードスタンドは小児がん支援をする活動で、イベントの一環で短冊のように願いごとを書いて吊るしていた時、見てしまった先輩Bの願いごと。

レモネードスタンドでの短冊

「元気な赤ちゃんが産まれますように」

先輩Bの娘さんが妊娠していること、私は知りませんでした。
先輩Bはおばあちゃんになるようです。

先輩Bの願いごとを見てから半年後、先輩Bを交えて数人でランチをしていた時

知人「おばあちゃんになったらしいね」
先輩B「そうなの、無事産まれたよ」

まただ。
隣でそんな会話が聞こえてきて、胸がざわついてしまいました。

エピローグ

不妊治療をしていると前触れもなく訪れる周りからの妊娠報告が怖くなりますよね。
できるなら誰かが妊娠したことを一生知らずに過ごしたい。
そんな気持ちにすらなっていた時もありました。

だけど、やっぱり仲の良い友人からは直接聞きたいかも😂

気を遣わせているのは私だけど、その気遣いがなんか切ない。

私は不妊治療をやめた。
周りからの妊娠報告も「おめでとう」と言える。
だけど不妊経験者には変わりない。
だからいまだに気を遣われて仲のいい友達が気づいたら親になっている。
きっと友達に孫ができる年齢になっても、また同じようにざわつくんだろうな。

不妊が与える影響は大きすぎる。

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